旅もいよいよ後半戦に突入。
今日は電車でプラハへ移動。
7:00に起床。大急ぎで朝食を済ませ、街に出る。
荷物を抱えてバタバタするのは嫌なので、駅に行く前にユーロをチェココルナに両替して、ついでに昼食を準備しようと思っていたのに、店はまだ開いていないし、銀行はどうすればいいのかさっぱり解らず。
結局駅でやりましょうということになってスゴスゴとホテルへ

いったいなんのための早起きだったのでしょう(苦笑)
まだまだ時間はあるというのに、なぜか気持ちが焦りまくっている私たち

何かに追われるように部屋を走り回り、スーツケースや鞄を開けたり閉めたり、荷物を入れたり出したり(苦笑)
ちょっとは落ち着こう!と言うもののまたワタワタ。
11:08発の電車だというのに、9:00にはもうチェックアウトの準備万端(笑)
まぁ、早めに行動したほうがいいでしょうということで、出発することに。
しかし、なんだってまぁあたしの荷物はこんなに重いんでしょうね?
たった2分ほどの駅までの距離でもうグッタリ。しかし、このあとも延々と荷物との格闘は続くのであった・・・

ZieglergasseからUバーンでウィーンミッテ駅に行き、そこからSバーンでウィーン南駅へ。
ようやく着いたウィーン南駅で、延々と続く荷物との格闘で疲れ果てた私の目に飛び込んできた天使の姿。
その名も
カート
本当に泣きたいくらい嬉しかった。
カートに荷物を載せてひと段落。無事に両替も昼食もGETできてホッと一安心。
60ユーロが1600コルナになりました。

後ろに見える赤い列車でプラハまで。
どこからともなく「世界の車窓から」のBGMが流れてきます(笑)
早めに乗り込んだので、荷物を棚に入れることもできたし、車内で写真も撮ることができた

遅く来た人はスーツケースを入れる場所がなくて困っていたから。
早めは早めの行動が良かったようです♪
大慌て万歳

ウィーン11:08発−プラハ15:22着。約4時間強の電車の旅

窓の外は行けども行けども景色が変わりません。飽きた・・・。
本日の昼食は、またしてもアンカーのパン。
アンカーはウィーン中いたるところにあったなぁ。
適当に選んだらピタサンドだったみたいで、パンがモチモチしてておいしかった。
オレンジジュースがとっても濃くてGOOD

周囲の人の言葉がまったく聞いたことのないような音になり、見ても読めない字の駅が出現し、ようやくプラハに到着。
地下鉄に乗り換えてホテルに着くまで荷物との死闘は続いた・・・

ホテルは駅から5分くらいの距離だったんだけど、空身で歩くのと荷物を引き摺って歩くのとでは感じる距離感は大違い(@@)
行けども行けども到達せず。あまりの重さに途中で捨ててしまおうかとおもったくらいよ(><)
次に旅に出るときは、カートつきの鞄にしようと堅く決意

ゼェゼェと肩で息をしながら到着したのは、ホテル・イビス・プラハ・カルリン。

7階建ての大きなホテルの2階の118号室。部屋は縦長。
今度はちゃんとシングルベッドが2つあった(^^)
珍しいことに、バス・トイレが別。
アメニティは必要最低限しかなかったけど、通りに面しているのにとても静かだったし、英語は通じるし、充分でしょう。

一息ついて街へ。
プラハの切符。
上が24時間フリーパス 80コルナ。
下が乗り換え不可1回券 14コルナ。(ガイドブックには8コルナと書いてあったんだけど、値上がりしたらしい)
1コルナが約¥5だから24時間乗り放題でも¥400。
安い

券売機は紙幣が使えないので、タバコ屋とかホテルのフロントで買うといいかも。
チェコのエスカレーターはびっくりするほど高速。
大江戸線やみなとみらい線のエスカレーターも高速って書いてあるけど、あんなもんじゃない。
あれが高速なら、チェコのエスカレーターは音速(笑)
テケテケ歩いていたら目標にしている板が遥か彼方に行ってしまうから、飛び乗るように乗るしかない。降りるときも、エスカレーターにペッと吐き出されるような感覚。
毎回、意を決していかないと乗れない恐ろしいシロモノである

おまけに、チェコ人はとてつもなくでかい。
平均身長は180cmあるに違いない。
とにかくでかい。びっくりするほどでかい。
だって電車につり革が無いんだよ?手すりは張り巡らされていても、そこから垂れ下がっているはずのつり革が無い。
だがしかし、乗っている人たちはその天井近くの手すりを余裕で掴んでいる。しかも肘が曲がっている

そして、地下鉄は物凄いスピードで走る。怖いくらいのスピードで走り、毎回急ブレーキをかけるかのような勢いで停まる。
思うにチェコ人はせっかちな人が多いんじゃないかと。
エスカレーターは超高速だし、地下鉄は猛スピードだし、ヨーロッパのエレベーターで初めて「閉まる」ボタンが存在したし、脚が長いからか歩く速度も物凄く速いし。
地下鉄の構内を人の波に巻かれて歩いていると、小走り状態になってゼェゼェしてしまうほど。私たちが普通に歩いている速さは、チェコ人のお年寄りと同じくらいだったよ・・・

極めつけは歩行者用の信号機。赤のときは、「カッチ、カッチ、カッチ」とゆっくりなリズムを刻み、青になった瞬間「カチカチカチカチカチカチ」と「さぁ行け、やれ行け、それ行きやがれ」とばかりにカチカチ鳴る。しかも、すぐに赤に変わる(爆)
物凄い勢いで走っていかないと、道路の真ん中で信号が赤に変わってしまうのですよ。
で、日本なら歩行者がいれば、信号が赤でも車はちょっと停まっていてくれるけど、チェコは違う。
物凄い勢いで突っ込んでいらっしゃる


道を渡るときは毎回、死に物狂いでございました。はい。
あれってお年寄りとかにものすごく不親切だわよね


地下鉄を乗り継いで、街の中心地へ。
マーネス橋から、夕暮れのプラハ城とカレル橋を眺める。
6時近かったのに、この明るさ。
遠くに見えるプラハ城の姿はそれだけで絵葉書になりそうなほど綺麗。
カレル橋は明日の楽しみにとっておいて、街を散策。
プラプラ歩いていると、旧市街広場に出た。
かなり広い広場の周りに、美しい建物が立ち並んでいる。
たくさんの人々が思い思いに散策したり、カフェでお茶を飲んだりしている。
山のような観光客が写真を撮っていたり、屋台のおみやげ屋さんをのぞいていたり。

ティーン教会。
美しい。
でも、手前の建物が張りぼてチック

裏っかわを板で斜めに支えていそうな感じがしてしょうがない(笑)
あまりに綺麗すぎてセットのようだわ。
ウィンドウショッピングをしながら、街を散策。
プラハの街は、しっとりと落ち着いた感じがする。
町並みが本当に綺麗。
エルメスの先の交差点でふと横を見ると、ネットで見ていて行きたいなぁと思っていたレストランを発見

英語のメニューもあって、手ごろな値段でチェコ料理を食べることができるレストラン「Svejk(シュヴェイク)」
時間もいいぐらいなので、本日の夕食はここに決定


入ってみると、ちょっとくすんだピンクの壁と木の味わいがとっても素敵で可愛いレストラン。
お店の人もとっても感じがいい

ネットに書いてあったとおり、寒いときに敷くように壁にかかっているクッションをさっそくGET。あったかい(^^)
チェコに来たからにはやっぱりチェコ料理でしょうと、ローストポークとグラーシュを注文。

そして、チェコと言ったらはずせないのがビール

ピルスナー片手に大満足の図

《牛肉のグラーシュとポテトパンケーキ》
スパイスを使ったビーフシチュー。
肉がトロットロでおいしかった

ポテトパンケーキもカリッと焼いてあって激ウマ

ちょっとハマってしまいそうな感じ

《ローストポーク、クネドリーキ添え》
こ・れ・が・またあなた、チョーうまかった

脂ののったローストポークと、下に敷いてあるザワークラウトの絶妙なハーモニーが舌の上でオーケストラを奏でるわけですよ

このザワークラウトがすっごくおいしの

今まで食べたザワークラウトはただ酸っぱいだけだったんだけど、シュヴェイクのザワークラウトは酸味と甘さの加減が絶妙

肉の旨味をしっかりと引き出してくれました。
クネドリーキは小麦粉やジャガイモを練った生地を,蒸したり茹でたりしてつくったもの。皿の右側にある白い3つの物体がそれ。ここのはジャガイモベースのクネドリーキだった。
味はあんまりついてないので、ソースを絡めて食べるとおいしい。
しかーし、小さいけどもんっっのすごくおなかがいっぱいになるシロモノであった


食後のカフェ・ラテ。
とってもミルキーで、ホッとする優しい味。
おいしかったなぁ


2時間近くいたのかしら?
夕日に映えるプラハ城とカレル橋を見るつもりだったのに、外はもうとっぷりと暮れてます(^^;
ま、いっか。
少し肌寒かったけど、おなかも気持ちも満たされているのであったか

ライトアップされているプラハ城を見て、帰宅。
夜のプラハ城はとても幻想的。うまく写真に撮れなかったけど、とても綺麗でした。
※追記※
ウィーンのホテルをチェックアウトしたとき、こっそり食べていたハムやチーズ代は請求されなかったから、あそこにあった食べ物は全部食べても大丈夫だったみたい。
だったら、あの超うまそうなヨーグルトを食べればよかった

嗚呼、オレって小心者・・・